ありのまま!あるがまま!!
今日もいいお天気でしたね。(^-^)
天気で気分が左右されることないですか?私はそれがとっても顕著に表れます。
でも、それが「いい」とか「わるい」とかじゃなくて、それを感じる自分はやっぱり、
自然の一部なんだなーって思います。
以前読んだ本の中にあった、徳川将軍家の剣術師範をつとめた柳生宗矩の逸話で、私が心に残った話があります。
ある雨の日に、沢庵禅師に宗矩が、「この雨の中で、濡れない極意を見せよ。」と言われます。
宗矩は、降りしきる雨のなか、外に出て剣で雨を滅多斬りにして、「これが俺の極意だ。」というと、禅師は「そんなに濡れていて、なにが極意じゃ。」と言い放ちます。
「それなら極意を見せてくれ。」と宗矩は気色ばみます。
その時、禅師は何をしたと思いますか?
ただ、じっと雨のなかに立っていたのです。
こんなことしたら、ずぶ濡れですよね?でも、禅師はこう言うのです。
「おぬしは濡れまいとして、刀を振り回して雨に立ち向かった。だが、雨はそんなことはおかまいなしにおぬしを濡らした。わしは雨を受け入れてただ立っていた。
わしが雨に濡らされたと思うか?違う、わしは雨と一つになっただけじゃ。」
みなさんは、おわかりですか?ややこしいですよね(笑)
私も、最初はこれを理解することができませんでした。でも、心理学を勉強して森田療法※というものを知ったとき、この話を自分のなかに落とし込むことができました。
雨と一つになるということは、あるがままを受け入れるということだと思います。
逆らっても、抵抗しても、雨は否応なく降ってきます。そういうどうしようもないことに心をかき乱されるよりは、受け入れてしまったほうが穏やかにいられる。
あるがままを受け入れ、それと一つになる。
雨に濡れたくなかった私は、それを受け入れまいとして必死で立ち向かっていました。でも、そんな自分を俯瞰したとき、「美しくない!」と思いました。
晴れた日には、地面に自分の影が映ります。
切り離そうとしても、切り離すことはできません。
あたりまえですよね。
心が晴れている時も、同じように自分の影の部分がよく見えて自然に受け入れられるのです。
「ひとつになる。」という心構えができていれば、もう雨の日も怖くありません。
きっと!(≧◇≦)
※森田療法…森田正馬が創始した心理療法。臥褥・作業を計画的に行い、事物を「あるがまま」に受け入れることを目指す。
息子と公園までお散歩しました。
近所のカフェでおやつ
このおもち、お店からサービスでいただきました!
やわらかくておいし~
階段を慎重に下りる息子。
あるがままが一番!!