好きなことを一生やっていきたい!
今日は、私がなぜ箱庭をいいと思うのかをお伝えしようと思います。
私が初めて箱庭に出会ったのは、心理学を勉強するために行っていたカウンセ
ラーになるための学校に通っていた時です。そこで、箱庭の講座を受けたことが
きっかけでした。
私は、幼いころから絵本をつくってみたり、絵をかいたり、歌を歌ったりすることが
大好きでした。そして、とてもおしゃべりな子どもだったと思います。
学生時代は、演劇部に入っていたり、友達とバンド活動をしてみたり、漫画を描く
のも好きでした。
高校を卒業してからは、外大の短期大学部に入学しましたが、そこでは語学
をほとんど勉強せずに、なぜか洋裁を習い始めて服作りにハマっていました。
思い返してみると、いつも行き当たりばったりで、計画性がなく、なりゆきまかせ
で、一つも一貫していませんでした。でも、そこには、
「何かを創造したい」「何かを伝えたい」
という自分のなかの思いがあったのだと思います。
そこに向き合わずに、いつでも逃げてばかりで過ごしていたので、自分が本当はどんなことをやりたいのかに気づけなかったし、真剣に考えたり、人に相談したり、夢を語りあったり、そんなことはしてこなかったような気がします。
それは、なぜなのか?
私は、おしゃべりは好きでしたが、人の話を聴くことが下手だったのです。
いつも一方的に自分の考えを話すだけでした。
だから、気持ちの言語化がとても苦手だったのです。
私たちは、普段言葉を使ってコミュニケーションをとります。
アルバート・メラビアン(米)という心理学者が、「言葉のみでどれだけ情報が伝わ
るか」という研究をしました。
コミュニケーションには三つの要素があります。ボディランゲージ、声、言葉です。
その結果、
・ボディランゲージ…55%
・声…38%
・言葉…7%
という結果になったそうです。
意外だと思いませんか?コミュニケーションのほとんどが、体や表情、声を使った表現で伝わるんですよ~。
私は、だいぶ前から自分の言語能力というものの限界を感じていました。
だから、言葉以外の表現方法を求めていろいろな事をしてきたのだと思います。
メラビアンの研究結果からもわかるように、言葉というものは、便利なようで、だか
らこそ、使い方がとても難しいのです。
言葉にとらわれない表現の方が、私にはしっくりくることがわかっていたのです
が、今更アートや音楽の技術を身に着ける根性もなく、「夢」なんてことも考えなく
なっていた時に、箱庭で自分の世界を作れたことにとても感動しました。
箱庭は、すでにイメージを具現化した玩具を選ぶので、「うまく表現できない。」といった葛藤が少なく、また、感じたまま作った作品を、今度は言葉で表現してみることによって、コミュニケーションンの要素をすべて満たせる素晴らしいツールだと思いました。
今日作った私の箱庭です。
タイトルは「これからの私」
山を越えて海に向かうイメージで作りました。
いろんな角度から見ると、スッキリしているところと、ごちゃごちゃしているところがありますね。
小さくてわかりにくいですが、草のなかに大仏様がいます。
剣は決断。
砂時計は時間の管理の大切さ。
花やリボンは美しさへの憧れ。
目標までの距離はどのくらいかな・・・。
たまにはのんびり休憩もしたいです。
言葉を使わないコミュニケーションは、私たちの世界を広げます。
箱庭を知ることによって、その使い方は様々でいいと思います。
例えば、ピアノを習う理由も、ピアニストになりたい、幼稚園の先生になりたい、ミュージシャン、職業でなくても趣味でもできますよね。
そんなイメージで、箱庭の魅力をお伝えできたらと思います。
そして、みなさんそれぞれの人生が幸せになりますようにお手伝いさせていただけたら、うれしいです。