月がくれたメッセージ

一番下の息子が「ボクねむくない…。」と言ってずっとくっついて離れませんでした。


お姉ちゃんも、お兄ちゃんも、もう寝てしまっているので「怖い。」と言います。

子どものころ、眠れない夜が私にもありました。

そんな時に布団の中でよく考えていたことが、宇宙のことでした。

「私がここにいて、ここは私の家で、家は横浜市にあって、(当時、横浜に住んでいました)、
横浜は日本にあって、日本は世界の中にあって、世界は地球にあって、地球は宇宙にあって…
じゃあ、宇宙はどこにあるのだろう…。」
みたいなことを延々と考えていました。

人はなんのために、生まれて生きるのだろうということもよく考えました。

6歳の息子に、「お母さんといつかはお別れするんだよね。」と言われたことがあります。


「どうしてそう思うの?」と聞くと、「死んじゃうから。」と答えました。


この時、「ああ、この子は私と同じだ!」と思いました。


私も6歳くらいの時に、同じような考えをした覚えがあります。


でも、その時の私は母親にそのようなことを聞いたりはしませんでした。
なぜか聞いてはいけないような気がしたんだと思います。


だから、息子からそういわれた時、一瞬ドキッとしましたが、自分の子ども時代のことを思い出してすぐに受け入れることができました。


そして、息子に共感できる自分をうれしく思いました。

最近、余命わずかであることを宣告された米国人女性の尊厳死のニュースを知りました。
日本ではまだまだ深まっていない考え方なのでしょうが、「死」について考えることは人間として自然であると思っています。


私も、私の息子も、幼いころからこうして考えていることですから。

私は最近まで、介護の仕事にも携わっていました。
終末期医療についても学びましたが、これからは、このような学びはとても大切だと感じました。

いつの間にか、私の膝で息子が眠ってしまいました。
息子を布団に運んでから、ふと思い出してベランダに出てみると、夜空に眩しく輝くお月様。

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今日は171年ぶりのミラクルムーンの日だそうです。

美しい月を見ていると、神秘的なことが起こりそうな感覚になりました。

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