アスレチックと虫
逆上がり、三点倒立、やってみたらまだまだできる!
「なかなかイケてるやん!私!!!」
こんにちは、自画自賛推進委員会、会長(自称)理恵です。
アスレチック、大好きです。
子どものころは、いろんなアスレチックの遊具を見つけると、心がワクワクしてきて、「やってみたい。」より先に体が動いてしまった覚えがあります。
自然の中で、体を動かして遊ぶことは、とても健康的なイメージですね。
ですが、私が一番記憶に残っているのが、当時住んでいた横浜にあるそごうの屋上にあったアスレチック。
買い物に行くだびに、よく連れて行ってもらいました。
私は、虫が苦手だったので、山の中のアスレチックよりも、都会のビルの上のアスレチックで遊ぶ方が安心感があって、のびのびできました。(笑)
そんな虫嫌いの私でしたが、前と比べると克服してきています。。
毛虫とかムカデは、今でも苦手ですが、それらにも立ち向かえるようになってきました。( `_´)ノ
なぜ、虫が苦手だったのでしょうか…。
まずは見た目だと思います。
人間である自分とは、姿形が全く違う。
そして、住む場所が違います。
生態が未知なもの、異質なものというのが、
私に「不安」という感情を起こしたのだと思います。
しかし、そのほとんどは、私たちと比べて
小さな小さな存在です。
しかも、もうずーっと前から地球に共存している。
そんなことに、私は大人になってから気づきました。
きっかけは、息子の虫好きです。
息子の虫に対する興味津々のキラキラした眼を見ていると、
そこに引き込まれるようにダンゴムシを触っている自分がいました。
ドキドキしましたが、息子が「かわいいね~。」と言うのを聞くと、
本当にかわいいと思えてしまいました。
「私は、なんて視野が狭かったのだろう。」と思わせられました。
上に上がっていくことだけが、成長だと思い込んでいました。
上ばかり見て、上っていった時、ふと下を見るとその高さにびっくりして
怖くなって身動きが取れなくなってしまいます。
今まで積み重ねてきたものをちゃんと見下ろせる勇気を持つことが
本当に成長するということなのです。
積み上げられてきたものを、受け入れていけば、それは自信になっていくのです。
小さかった自分を受け入れる。
子どもだった自分を受け入れる。
私は忘れていただけでした。
思い出せたらもう怖くなくなります。
もう、未知の存在ではなくなるからです。
それは、生き物の進化の過程という大きなことにも繋がるのだと思います。
私がいるこの場所は、地球に住む生き物たちみんなが積み上げてきたものの上であることを自覚する必要があります。
大切なことは、それを知ろうとする気持ちです。
自分はどこまで上がってきたのか、見下ろして確認する勇気を持つこと。
子どもの純粋な目線は、そんなことをいつも教えてくれます。
これからもたまには、自然の中で体を動かしたり、深呼吸してみよう。