体の中に宇宙
理恵でっす。
立春を迎え、季節は春へと移り変わっていきます。
とはいえ、まだ寒い!!!
立ちっぱなしで洗い物をしたり、ずっと同じ格好でデスクワークをしていると、足が冷えたり、むくんだりしてしまいます。
私は冷え性で、むくみやすい体質なので、なんとか改善したいと常日頃から意識しています。
それでも、どうしても十分な栄養や睡眠時間を取れていないのが現状です。
そんな私にとって、一番冷えに効果的なのは、お風呂です。
お風呂に浸かって、自分で足をマッサージしています。
むくみを解消すると、免疫力もアップするらしく、風邪などの予防にもなります。
私はマッサージの専門家ではありませんが、マッサージを自分でしていると、「人間の体って、不思議だな~。」と思います。
私たちの体はおよそ六十兆の細胞が集まってできているそうです。
その細胞の一つ一つに、酸素と栄養を送るために血液が流れているのかと思うと、神秘的なものを感じます…。
細胞は、酸素と栄養を受け取るだけではなく、血液中の水分を吸収します。
そして、そのときに余分な水と一緒に毛細血管やリンパ管から老廃物を排出します。
このリンパ管が、体の排水管の役目をしていて、リンパの働きが滞ると、むくみが起こるとのことです。
足が冷えてむくんでいるときは、足先がジンジンして触ると鈍い痛みがあります。
始めは「痛いな~。」と思いながら、足の指先を一本一本つまんで揉んでいきます。
これがけっこう痛くて、勇気がいります。(笑)
痛みを我慢して力を入れて揉み続けると、そのうちに「痛い。」という感覚がなくなって、不思議なことに、だだの刺激のみになってきます。
この感覚を説明するのはとても難しいです。
頭では「痛いんだな~。」と理解しているのですが、それを客観的に感じている自分がいて、そのときは「ああ、私は今痛いんだな~。」と俯瞰している立場になっています。
これは、決して痛みを感じていないのではありません。
しいていえば、痛みを感じてはいるが、味わってはいない、という感覚です。
私は、この感覚は、自分がカウンセラーでありセラピストとしての在り方を考えたときに、特に大切な感覚ではないかと思いました。
カウンセラーやセラピストは、人の痛みに敏感でなくてはいけませんが、そのときは自分の心が、相手の不安な心に一緒に巻き込まれてはいけないからです。
痛みから逃げていては、その先に訪れる心地よさも感じることができません。
痛いところを揉み続けると、そこに血が通いだすのを感じてきます。
そして、一つの細胞が感じた心地よさが、次から次へと他の細胞にも伝わっていきます。
生き返った細胞が結合し、全体が共鳴するように私は感じます。
良い循環を起こせば、全体が良くなっていく。
良い細胞が、良い人間を創る。
良い人間が、良い社会を創る。
良い社会が、良い世界を創る。
良い世界が、良い地球を創る。
良い地球が、良い宇宙を創る。
私という人間は、この宇宙という大自然の細胞の一つであるのだと気づかされた、すばらしい入浴タイムでした。(笑)