それぞれの世界
理恵でっす。
いつの間にか9月も終わろうとしていますね。
今月の前半は、箱庭のイベントを2つやってきましたよ。
先ずは6日、本町での癒しイベント「癒しマルシェ」に2回目の出展をしました。
前回を3名上回る、9名のお客さんが来てくれました。
イベントで出会った人たちとのふれあいで、私もとても癒されました~。
気持ちいい~心のストレッチができました!
ありがとうございました!!
(*^-^*)
次に10日は、阪南市こどもセンター(阪南市ふれ愛ホーム)にて、ワークショップセミナーをさせて頂きました。
8名の参加者さんたちと、グループ制作をしました。
私も含めて、子育てを経験しているお母さん同士で共感することも多かったように感じます。
また、自分にはない考え方や気づきを得ることができました。
私は、3人の子どもを産んで育ててきましたが、やっぱりいろいろと上手くいかないなぁと思うことが多いです。
それは、無意識に自分が理想の母親像というものを持っていて、それに当てはめようとするからです。
現実では、それができていない自分に対して、許せないという感情が自分を苦しめました。
自分の子育てが正解なのか、間違っているのか、とか、そういうことをよく悩んでいました。
ホント、真面目だなーと、思います。(笑)
アドラーという心理学者が、「劣等感コンプレックス」ということを言いました。
数あるコンプレックスの中でも非常に有名なので、ご存知の方も多いと思います。
劣等感というものは、誰しもが持っているはずであり、劣等感を持っていることはなにも問題ありません。
自分が何に対して劣等感をもっているのかに気づけば、それはコンプレックスになりえません。
例えば、「私は子育ての才能がない。」と言えるのであれば、自分は子育てがダメだと認めるけれども、子育てに対する劣等感コンプレックスは持っていないことになります。
ただ、これは女性にとってはとても難しい問題で、自分がそう思っても、世間が許してくれない現実があると思います。
私は自分が母親になってみて、このことがものすごくよくわかりました…。
人はそれぞれ、自分の世界を持っています。
そしてきっと、それを表現する場所をいつも探しているのです。
自分が表れるとき、それを受け入れる場所がなければ出すことができません。
箱庭は、安全で安心な表現の場であることがとても大切なのです。
そして、出てきたものはずっとそこに残ることはありません。
自分の今の状態を確認したら、すぐに消してしまいます。
形には残さないのです。
結果ではなく、そこにたどり着くまでのプロセスの方を重視します。
箱庭をただ作るだけなら、セラピストはいらないのです。
何が出てきても、一緒に受け入れることができる。
そして、考えていける。
私は、これからそんな関係を人と生み出していくことを心がけています。