ファーストステップ
理恵でっす。
初体験というものは、いつでも刺激的だと思います。
生まれるという体験を初めてしてから現在まで、人は数多くの体験を重ねていると思います。
それは、たとえどんなに小さなことでも、生きている限り毎日何かは初体験をしているはずなのです。
ミクロのレベルで見ていけば、瞬間瞬間に細胞が生まれ変わっているのだから、同じように見えても同じではないのです。
昨日の自分と今日の自分は全く別の人間ということです。
今日の個人セッションも、箱庭が初体験ということでお互いにいろんな刺激を感じ合えたと思います。
クライエントさんの言葉で印象的なものがありました。
「感性が毛羽立つ。」という言葉です。
なるほど、感性を毛羽立たせれば、普段は通り過ぎていたものも引っかかりやすくなります。
より、刺激に対して敏感になるような気がします。
環境によっては様々なものが引っかかってきます。
時には刺激の強すぎるものもあるかもしれません。
羽毛を貫いて、刺さってくる剣のような刺激もあるかもしれません。
初めてのことに感動した時の全身を貫くような感覚は、その刺激と似ています。
それは、いつまでも忘れずに潜在意識に刻み込まれるのだと思います。
突き刺さったまま動かさないでいられれば、そのうちに何も感じなくなるかもしれません。
自分の一部になるのだと思います。
でも、その剣を動かすだけの力を持った人や物事に出会うと、剣は振動し始め、食い込んだ部分がうずきだすのです。
「痛い!痛い!早く抜いてしまいたい!」
その痛みを受け入れられなければ、苦しみに耐えることはとても辛いことです。
想いが強ければ強いほど、剣は奥深く刺さっています。
それに気づいたとき
勇気をもって抜くのも
そのままにして自分の一部になるまで待つのも
全て自由です。
どんな体験も、新しい自分を創るためのものだと思えれば、私はワクワクします。
自分にとって心地よい刺激が受けられるように、身体も心も磨いていこう。
無意識に毛羽立った感性を、意識的に手入れする習慣は持ちたいと思います。