タツノオトシゴ
理恵でっす。
昨日は、お世話になっている箱庭の先生のオフィスに行ってきました。
箱庭の一人制作をしました。
始め、特に心に浮かんでくるものはありませんでした。
いつもやるように砂を触りながらイメージを待ちました…。
気が付くと私は砂山を作っていました。
とても集中していたのですが、フッと切り替わる瞬間があって、とたんに胸から喉元にかけて込み上げてくるものを感じました。
「あー、子どもの頃よくこんなことやっていたな…。」
懐かしさってこういう感覚か…と、思いました…。
そして、そんな自分を、ちょっと距離を置いて眺める自分も感じていました。
山は変わらず、ずっと、その場所にある。
山は、こちらが待っていても来てくれるものではありません。
自分から訪ねていかないと、出会えない。
高い山ほど登るのは難しい。
登らないと、その山を知ったことにはならない。
でも。
その山の本当の姿は
遠くから眺めないと見えてこない。
その山がどんな形をしているのか、近くにいたらわからない…。
山の周りにたくさんのおもちゃを置きました。
本当は、もっともっと敷き詰めたかった。
山の上におもちゃを乗せようかと思って…やめました。
もう一人の私がそれを止めました。
山は山のままでいてほしいのだと思いました。
私はホントは山が好きだったと気づきました。
今まで、どちらかと言えば都会育ちの私にとって、山はなんだか怖いものでした。
でも、それは山を知らないからで、勇気を持って知ろうとすれば、山は受け入れてくれるのだと思います。
敬意を持って、ちゃんと相手を知ろうとすれば、応えてくれるものなのだと思います…。
山には山のルールがあります。
山が好きな人は、そのルールをちゃんと守ります。
それは、山を大切にしたいから。
山を愛しているからだと思います。
たくさんのおもちゃ達は、子どもの私。
みんな山の方を向いている。
いろんな方向から、山を見ている。
私は今、山と向き合っているんだと思いました…。
(よく見たら、向いてない子もいた・・・。(笑))
「おーい。」