[形のないものとの付き合い方]2023.5.20 『coco箱』#58レポート

『coco箱』では毎回、箱庭の後にささやかなお茶会をしています。
今回もお馴染みさんがお土産にシュトーレンを持ってきてくれたので、みんなで美味しく頂きながらおしゃべりを楽しみました。
お菓子を食べながらお絵描きしりとりで盛り上がったりして、こっちがメインイベントかもしれないと思うほど楽しみました。



雑談の中で、コーヒー飲み過ぎによるカフェイン中毒の沼に嵌ることから、頑張ってカフェイン断ちして回避できたという話がありました。

カフェインでもアルコールでも、場合によってはとても良い薬になることは昔から知られています。
その効果の中でも、ストレスを軽減できるということが大きいと思います。

でも、それらばかりに頼り過ぎると依存症になり、そのためにまたストレスが増えてしまいます。

私は、多かれ少なかれこのストレス問題は生きているかぎり在り続けるのだろうなと思っています。だから、自分はどうやっていろんなストレスと付き合っていくのかを探しながら、ストレスをなるべく上手に受け入れられるように、なんならストレスを好きになっちゃうくらいの環境を作ればいいのだと考えています。

それには、ストレスに効く薬を使い分けることだと思います。
薬というのはもちろん例えです。
その薬にもいろいろあって、飲む薬、塗る薬の他に、聴く薬、嗅ぐ薬、見る薬もあると思います。

箱庭は見る薬のようですが、ものに触ったりするので塗る薬のようかもしれないとも思います。しかし、箱庭をやると全てが繋がっていることを感じ取れるために、五感が刺激されます。すると、自分には今何が大切なのかがわかってきます。つまり、いろいろな方法を無理なく試すきっかけになるので、自然とバランスの取れた生き方になっていきます。ようするに、箱庭はストレスに効く万能薬のようだと言えるかもしれません。

箱庭では潜在意識と繋がって、エネルギーの流れもわかります。
エネルギーも同じで、源になるものを使い分けることで、外側とのつながりがスムーズになっていきます。

入れる事と、出す事。
良いものを入れたら良いものが出る、
悪いものを入れたら悪いものが出るのは、自然の現象です。

毒を以て毒を制すという言葉があります。毒が入ったら毒を出すように自然の仕組みはなっているので、それを逆手に取って、毒を飲み込むことで毒を吐かせるというような手段です。
でも、毒が過ぎると自ら入れた毒に苦しんでしまいます。一度に大量に入れると死んでしまうこともあるかもしれません。

少しずつ吸収させるには、のみこんだり、はき出したりする形を、少しずつ変えてみればうまくいくことがあります。それには、何度も長く続けられるということが必要です。箱庭はまさに、それをお手伝いするのにピッタリです!

ストレスという形のないもの、毒という形のないもの、不安や恐怖という形のないもの、これらの形のないものに人は苦しめられます。

なんとか形にして出そうとしても、見えないものを作り出すのは難しいし、形にしたとしても、出口がどこか分からずにそのままにしてしまうからです。

形作り、即ち表現することを、自分でチャレンジしていき、チャレンジしている人が自覚するまで周りが温かい目で見守る。役割を入れ替えながら上手にみんなで箱庭を楽しんで、ストレスと付き合っていければいいなと思いました。

次回の『coco箱』は、6/18㈰ に開催します。


ご参加おまちしています✨

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