ゲシュタルト、崩壊、青春、君と僕のものがたり、箱庭より愛をこめて
『心のストレッチ箱庭で遊ぼうょ』
今年最後の夢KANさんでのグループ箱庭は、過去最多の7名の方に参加して頂きまして、私を含めた総勢8名でミニ箱庭創作にチャレンジしました!

ミニサイズの箱庭に大人数で、果たしてどれだけ置けるかとドキドキしましたが、意外にもスムーズに創作は進み、バランスも程よくて余裕さえあるほどと、みなさんのセンスの良さは正に絶妙という言葉が相応しい、年越しそばならぬ年越し箱庭になりました!
参加してくれたみなさまありがとうございました!




僕の箱庭は建付けが甘く、時々隙間風が吹き込む。今日はとても寒い日で、北風が強く、昼間には霰(あられ)が降った。霰(あられ)はやがて雹(ひょう)になり、屋根を突き抜け、壁に穴を空けてしまった。
空いた穴から、何かが箱庭に入った。
それは、ポッカリと空いた穴を見つめ過ぎた僕の頭が崩壊する前のノスタルジックなあの言葉……
『君と歩いた青春』だった。
青春という言葉は昔からよく曲の歌詞に使われているなあと思う。ザ・ハイロウズの“青春”という曲の歌詞の 「散文的に笑う」 というフレーズを思い出す。
枠がなく自由だけれど、なぜか虚しいような、行き場のない心の拠り所を探している。
形にならないもどかしさ。
何が普通なのか?何が現実なのか?
窮屈さや煩わしさに慣れすぎて、失ってからそれが愛おしくなったり、懐かしくなったり……
君と歩いた青春、それは君と同じ方向を見て進んだ時代、同調という名のコンフォートゾーン。
僕たちは生ぬるい蛹の中で、いつかはみんな背中に羽が生えることを疑わず、それぞれが別々の形になっていくことを知らずに……
今僕は、君と違う方向から歩み寄り一つになろうとしている。僕には自分の背中が見えない、僕には羽が生えているのか?そんなことはどうでもいい、今僕の目の前には君がいて、その君の背中には美しい羽があるのだから。
END

今年もあとわずかですね、身体に気をつけて健康で穏やかに、良い年をお迎えくださいね。
来年も “夢KAN 箱庭” をどうぞよろしくお願い致します!
来月の予定 (2026年箱庭初め)
第15回目『心のストレッチ箱庭で遊ぼうょ』
1月27日㈫ 19:30〜21:00
参加料 1,500円(ドリンク付き)




